DaizyStripper // ギタリストまゆ、自身のブランド”Mr. SunFace”を設立

DaizyStripperを知っている人は、恐らくリードギターであるまゆについてもご存知かもしれませんね。しかし今現在彼がバンドとは程遠いプロジェクトを手掛けていることはご存知でしょうか?なんと彼は自身のブランドMr.SunFaceを起ち上げたのです!

コレクション第一弾として、トレーナー3点とTシャツ1点が2020年11月22日に販売開始となりますが、このコレクションに関しての彼の考えやインスピレーションとは?また彼はなぜ自身のブランド設立に至ったのでしょうか?これらの質問をインタビュー形式でまゆに直接ぶつけてみると同時に、もう少し深く掘り下げて聞いてみました。

 

Mr.SunFaceとは?

さて、一番オーソドックスなところから聞いていきましょうか。ブランドのロゴはグラフィティアートからインスピレーションを受けていますが、なぜ他のアートではなくグラフィティを選ばれたのですか?
まゆ: グラフィティは人間の心の中だけに存在するシーンを表していて、普段は目に見えず、現実を超越した存在であり、そういったことを自分のブランドに取り入れていきたいなという思いから選びました。

それは単にグラフィティアートが好きで、ご自身が若い頃それらに出逢う機会が多かったということでしょうか。それともご自身もこのスタイルのアートをおつくりになるということでしょうか?
まゆ: 自分でもグラフィティは描きます。自分の最初のコレクションの背景のデザインが初めてのアートワークではありますが。もっと描いていきたいですね!

グラフィティがご自身の生活の大部分を占めるようになってきているわけですが、ブランドの名前は全く関連が無いように見えます。なぜ“Mr.SunFace”という名前にされたのでしょうか。この名前には何か特別な意味があるのでしょうか?
まゆ: 生命力や活力に溢れ、暖かく、明るく、そして力強く、またいつでも頭上を照らしてくれている太陽が好きです。なので、ブランド名の中に「sun」という言葉をどうしても使いたかったんです。

洋服をデザインしようと決めたきっかけは何でしたか?まゆさんの衣装デザインに反対が出たとか、カジュアルに着たい洋服を見つけるのに苦労したとかでしょうか?
まゆ: 昔から洋服が好きなのですが、デザインの異なるもの等オリジナルなものを身につけたくて、自分でデザインすることにしたんです。今のデザインの一貫したコンセプトとして、「自分が何を着たいか」があって、別に特に性別とか帰属とかを考えてつくられたわけではなく、ただ単純に自分に似合うものをデザインしたかったって感じですね。

DaizyStripperの他のメンバーの意見についてお聞きしたいのですが、デザインは気に入ってくれていますか?例えば彼らにデザインを頼まれたりもあるのでしょうか?
まゆ: 自分がデザインしたTシャツを着てスタジオにリハーサルに行った時は、みんな格好いいって言ってくれましたよ。ただ、DaizyStripperのメンバーは各々がアーティストなので、みんな自分が似合うものを選ぶことがベストだって思ってます。

他のメンバーに何かデザインをする予定は今のところないとのことですが、他のアーティストはどうでしょうか?このアーティストに「洋服やアクセサリー等をデザインしたい」というような方はいらっしゃいますか?
まゆ: 特にどなたかにデザインをしたいというようなことはないですが、自分のデザインを見て気に入った方がデザインの依頼をしてくれることがあれば、物凄く嬉しいですね!最初洋服づくりを始めた時は自分が着たいものをつくることだけ考えていたので、特に他の誰かにということではないですね。

このインタビュー時点で、オンラインショップにオーバーサイズトレーナー3点とTシャツ1点の4点が販売されていますが、それぞれについて詳しく教えていただけますか?
まゆ: 全部大きめにつくられているので、凄く着やすいと思います。Tシャツは長袖なので、お好みで1枚でも重ね着でも着られます。前面のデザインがシンプルなので、お持ちのアイテムと併せやすいですよ。トレーナーはロゴだけのシンプルなものですが、袖のデザインが一味違ったものになっていると思います。

オンラインショップ上では全アイテムが12月24日までの限定販売となっていますが、なぜ期間限定での販売にされたのでしょうか?
まゆ: Tシャツは確かに期間限定販売になっていますが、トレーナーは売り切れるまでの販売ですので、Tシャツの販売期間を過ぎても買って頂けます。アイテムの在庫状況については逐次公式サイトを確認してください!

もう既に新しいデザインに取り掛かってらっしゃいますか?それともこの第一弾の反響次第と言ったところでしょうか?
まゆ: はい、既に新しいデザインに取り掛かっています。自分が着られるアイテムを増やしたいっていうのがあって、なので新しいの作ってます!

以前Rukaさん(ジュエリーブランドDearest CROWNのオーナー)とされていたコラボレーションのテーマがグラフィティアートであり、今後販売予定であるアイテムの一つ(Graffitiタグ)の見通しが立ちましたよね。Rukaさんの普段のスタイルからはグラフィティアートは少し系統が異なるわけですが、このコラボレーションはどのようにして実現したのでしょうか?
まゆ: Rukaとは長い付き合いで、よくグラフィティアートについては話していました。それである時コラボして一緒に何かを作ることを決めたんです。グラフィティアートテーマで今回コラボしたので、また二人ともが関心があることを見つけたら、新しいコラボもありえるんじゃないでしょうか。

RukaさんはDearest CROWNでジュエリーアイテムを製作することに慣れてらっしゃるかと思いますが、まゆさんにとっては新しい挑戦ですよね。ご自身のブランドでもジュエリーラインをおつくりになるご予定はありますか?
まゆ: 仰る通り、シルバーアクセサリーの製作は慣れていないので、手伝ってもらわないといけないですね。またジュエリー関連の何かをつくることになったら、コラボすると思います。

コラボレーションと言えば、近い将来コラボレーションしてみたいアーティストや別のブランド等はありますか?
まゆ: Dr.MartensとかPaul Smithみたいなブランドが好きなんですけど、ファンでしかないですね。いつか幸運にも彼らとコラボ出来ることがあったら超幸せですね。

ご存知かもしれませんが、日本文化は海外で大変人気が高く、日本の音楽やファッションに興味を持った外国人は大勢います。ですので、ヨーロッパ在住の私にとって、日本のブランドの洋服を着ている人を見かけることは珍しいことではありません。現時点で海外からショッピングサービスを利用せず、まゆさんのブランドを応援することは可能でしょうか。あるいは、その点に関しては近い将来対応していかれる予定でしょうか?
まゆ: 今現在自分のサイトは海外発送に対応していませんので、ショッピングサービスを利用するか、日本に居る知り合いに荷物の受け取りと発送をお願いするのがベストだと思います。近い将来この点に関しては改善していきますので、この海外発送未対応にめげずに応援して下さい!海外の人に興味を持ってもらえると嬉しいです!

2020年はミュージシャンを含め音楽業界に関する人すべてにとって大変な年であったことは明確ですが、DaizyStripperとしての表立った活動が出来なかったまゆさんにとっては、Mr.SunFaceに集中して取り組むことが出来た、ある意味いい時間だったと言えるかもしれませんね。パンデミックが終わった後の活動についてはどうお考えでしょうか。Mr.SunFaceの製作活動もDaizyStripperの音楽活動と同時進行でやっていかれるのでしょうか?
まゆ: そうですね、自分のペースではありますが、Mr.SunFaceの製作活動は続けていきたいですね。

今回のインタビューはMr.SunFaceについてですので、DaizyStripperについてお伺いするのは控えますが、1点だけ聞かせてください、DaizyStripperのファンはまたもうすぐバンド活動があることを期待していても良いのでしょうか?
まゆ: もちろん!言ってもギタリストですからね。今レコーディングの真っ最中なんで、2021年に期待しててください!

最後の質問ですが、これを読んでいるみなさんに何か伝えたいことはありますか?
まゆ: こういう大変な時に会ってくれてありがとう。洋服や音楽は最高の気晴らしなので、毎日楽しくやってます。どうかみんなも腐らずに!

 

ギャラリー

Mr.SunFaceの最初のコレクションが気になる?心配無用!ここから見られます。

 

その他の情報

インタビュー内の回答にもあるように、現時点ではMr.SunFaceウェブショップから海外のファンが直接的に購入することは出来ませんが、まゆは絶対に私たちのために近いうちに何らかの対応をしてくれるでしょう。

現時点でまゆの製作活動を応援するには、ショッピングサービスの利用、若しくは日本に居る誰かの手助けが不可欠となっており、海外からのショッピングが困難な状況となっていますが、まゆが何らかの対応をしてくれた際にはそちらについても必ずお知らせします!

 

Mr.SunFaceリンク集

Mr.SunFace




まゆ
(Mayu)
🎂 11/24


 

このインタビューはAyaが英語から翻訳したものです。

雪はArlequinのオーナーであり原動力です。
彼女はもともと Arlequin Photography という名前で写真家として 2009 年にこのプロジェクトを開始しましたが、それ以来ジャーナリズムと翻訳に興味を持ち始めました。 こうした関心のため、プロジェクトにはインタビューやレビューが追加されましたが、2021 年には最終的に「写真家」の限界に達し、Arlequin Magazineもそのミックスに加わりました。

雪はオランダ語を母国語とし、グラフィック デザインの学位を取得しています。 つまり、彼女は Arlequin Creations の中心人物でもあるということになります。
何年も経った今でも、彼女はArlequinで見られるインタビューやライブ写真を担当する主な人物ですが、レビューや舞台裏での仕事やコミュニケーションの大部分も彼女を通じて行われています。

彼女はオランダ語と英語をネイティブレベルで話しますが、日本語とドイツ語も理解します。

Aya

ヨーロッパのロリータオンラインショップ「Trip in the dream」のオーナー。
彼女はまた、時折アルルカン・マガジンの翻訳も行っています。

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